2008.04.06 東京 <<23:27
戻ってきました。犬との別れが何より辛いよ〜;;;;;;;;;;
広島はちょうど昨日あたりから桜が満開で、今日も良く晴れて暖かかったので車の中から花見が出来るくらいだったのに、東京に着いたら葉桜になってきていて軽くタイムトリップした感じをうけました。うーん。
実家に居る間に、ハリー・ポッターの最新刊を読み、勢いに乗って1・2巻と3巻の途中まで読みました。今は新書でも出てるんですね。買うのは文庫まで待とうかな。
東京で注文していた自転車が届いたと連絡があったので、明日取りに行こうと思っていたら、明日明後日は天気が崩れるそうです。買い物にも行くのに! 止めてよおおおオオオ
![]() | 動物のお医者さん (白泉社文庫)(佐々木 倫子) 新幹線の中で読むという口実が出来たので、勢いで4冊まとめて買いました(*´∀`*) 懐かしい〜〜。小学生のときに多分一番はやってて、友達のお姉ちゃんが持ってたのを貸してもらってたんですよ(笑。10年以上前なんですね…。いつの間にか、主人公たちの年齢と追いつけ追い越せ状態です。大学生なんて、遠い大人の世界だと思ってたのに、自分が大学卒業しちゃったよ。 今見ると、よりキャラクタの変人ぶりが際立って見えます。主人公がずいぶん腹黒いとか、大学にきちんとしたスーツで来る教授なんて実際には居ないとか、もしかして結構美形ぞろいのマンガだったのかしらとか、ファッション…とか。 ファッション分からないよ。二階堂の変なシャツはトレードマークだったようですが、主人公だって先輩たちだってバブリーな格好してるから、誰がセンスよくて誰がださいのか、判別が着きません。みんな同じようなもんに見えるよ。それはそれで楽しいです。 |
2007.10.28 Jの総て <<11:41
![]() | Jの総て (3)/中村明日美子 26日に友達の貸してくれたこのマンガを読む。26日に帰ってから読んで、ドハマりして寝るまでに何度も読んだ。そして起きてからも読んでる。何度読んでもどこを読んでも面白い。ほんとに美しい美形がいる。すげー。マンガやアニメでは、パーツの揃え方(金髪碧眼とか)と立ち位置によって、絵や書き分けの巧拙とは別の軸でキャラクタのジャンル分けや評価をする様式美が、読み手にも描き手にも確立されていて、それにうんざりする事もあるんだけど、この作家は違う。ただの記号集合体を踏まえた上で超越して、本当に誰が見ても唸るような美形を描いてる。いやあ、うん。 タッチが昔の少女マンガとビアズリーを足して濾過した感じなので好みは別れるかもしれませんが、そういう問題じゃないから読んだ方がいい。私も好きな傾向じゃなかったけど、この人はすごいわ。線自体が美しいもの。ワンストロークが長いのに、途中で弛んだり迷ったり減速したりしない。陳腐な言い回しだけど、何食って生きてんのかなーこの人。自分でも買おっと。 |
2007.09.30 帰省中の読書 <<21:12
「QED~flumen~九段坂の春」(高田崇史)
短編4本。今までのシリーズの番外編で、メインキャラクター達の学生時代。4本ともミステリで、共通のモチーフが恋。見事に青春でした。わあ。シリーズ探偵役は中学生のときの話なんだけど、初恋の相手が学校の先生って可愛すぎるんじゃないのかタタルくん。ちょっと。
生意気で全然協調性とかないくせに、その先生のところには何かと理由作って訪ねていって、彼女の受け売りをさも常識かのように偉そうにクラスメートに喋ってたりするんだぜ。何この妙なリアルさ。可愛いじゃないか。女を描かせると上手いと言われてる男性作家は何人か居るけど、女心をちゃんと解ってんのはこの人じゃないかと思う。なんなんだろう別に特別文章が上手いわけでもないのに。見た感じ普通の冴えない感じのおっさんなのに(コラ
「沈黙」「アビシニアン」(古川日出男)
舞城王太郎の文章を、スピード感があって引っぱり回される感じと言ったら、それが好きならとお薦めされた作家。
たしかに独特のリズムで適当なとこでやめることが出来ないんだけど、舞城王太郎は一人称の持ち主の頭の中に入るというか、同化する感じなのに比べ、この人のは演劇を見てるのに近いと思う。非常に意識的に文体を作ってる点は共通だけど。ええと、重点の置き方が違う。描写の媒介にしてるものが。
舞城は思考回路そのものを取り出している。どういう性格で、どう考えて、だから何をするか。古川日出夫は、皮膚感覚。聞く・見る、そして喋る。動作・五感で書く。うーん、まあ、この二冊は音楽や人間関係がテーマになってるから、手法というよりテーマなのかも知らんけど。
「星を数えて」(デイヴィッド・アーモンド)
桜庭一樹がwebミステリーズの連載エッセイで取り上げてたので。まあ桜庭一樹もアーモンドも1冊も読んでないんですが。
これはアーモンドが子ども時代の回想を小説に仕立てたらしい短編集なんだけど、収録順が時系列順ではないし、時代もちょっと古いし、なんだか童話めいて見えた。
ただの感想文なので、まとめて。
2007.03.24 蜘蛛男(江戸川乱歩) <<22:31
![]() | 「蜘蛛男」(江戸川乱歩) 東京都内のY町のある貸しビルに稲垣平造なる男が訪ねてきて、美術商であると名乗り、一室を借りる。ところが、男はその後で近くの公衆電話からオフィスに置くものを注文し始める。その後も女子事務員や営業を妙な条件で雇ったり、折角借りた事務所をほとんど開かなかったりと不審が多い。 しかも、この稲垣が営業に配らせた石膏像の中から、稲垣に雇われ、連れ出されたまま行方不明になっていた里見芳江と思われる女性の遺体が発見される。これをきっかけに、“蜘蛛男”と呼ばれこの後東京中を震撼させた凶悪連続殺人犯の凶行が明るみに出る。 この事件にもっとも早い段階で気付き、また、里見芳江の姉から芳江の捜索依頼を受けていた犯罪学の権威・畔柳教授が事件に乗り出す。 冒険活劇ものと言うか、通俗小説。擦れたミステリ読みなら登場人物一覧を見たところで何となくストーリーにもトリックにも見当がつくんじゃないかと…。 この本には乱歩自身が『蜘蛛男』を書くに至った経緯(あとがき)も収録されていて、それによると、版元の講談社から「老若男女誰にでもわかりやすく楽しめるもの」という注文があり、そういう風に割り切って書いたものだそう。 文体も講談調で、章も細かく分けられており、いかにも大衆向け娯楽と言った体。ページ数を確認して意外に思うほどテンポ良く読めます。本格ミステリを求めると辛いでしょうが、お約束な特撮ものなんかがお好きなら、そういう楽しみ方が向いていると思います。犯人も一つ一つのトリックも、読者の理解がどうというより、作品世界でどう崩されていくのか、犯人と探偵の対決、犯人の大掛かりな計画は果たして成功するのか、という読み方。 ちょっと注意したいのは、電車の中でこの本を読む場合、連載当時のものらしい挿絵が収録されていて、かなり早い段階に半裸の女の子の絵があるんで、周りの目には気を付けて下さいね。私は知らずに東横線で読んでて慌てました…。 |
2007.01.07 2006年の読書まとめ <<00:46
関東に戻ってきました。新幹線を使ったのですが、Uターンラッシュのために広島から乗って京都まで座れず、ちょっとめんどくさかったです。でも「犬坊里美の冒険」(島田荘司)を読んでたので、気持ちの方はさほど疲れずに済みました。
さて、昨年は冬〜春休みに突然読暑熱に取り憑かれ、体感としてもこれまでの人生で一番集中して本を読んだ一年となりました。一月の半ばにbooklogを作ったこともあって、何をいつ、どういう順で読んだかほぼ記録できるようになったのも大きな変化でした。そのbooklogを基に整理したところ、2006年の読書は200冊を超えるようです。ほんとかなコレ(笑
少なくとも小説が155冊+エッセイ他(学術系など)42冊と、2005〜2006の年末年始に実家で読んで読了日のはっきりしないものが19冊。昨年は成人式があって今年よりも長い帰省だったので、1/3くらいは年明けてから読んでるとしても203冊。読んだなあ。
ついでに作家別に見ると、
1 島田荘司 29冊
2 有栖川有栖 23冊
3 高田崇史 18冊
4 法月綸太郎
アンソロジー(ミステリ) 12冊
6 村上春樹 10冊
7 舞城王太郎 9冊
以下、泡坂妻夫、綾辻行人、中沢新一…と続きます。
読もう読もうと言って結局1冊しか読まなかった作家も結構あるし、山田風太郎なんかは結構読んだ気がしてたんだけど、2005年のことだったろうか。綾辻行人は、読了日不明の19冊のうちに複数冊含まれるので、もしかしたら舞城王太郎と並ぶくらいは読んだかも。
特徴としては、年の初めには学術系(中沢新一や民俗学系、法医学ノンフィクション/エッセイ)を多く読み、3月に島田荘司の「占星術殺人事件」を読んでから加速度的にミステリにのめり込んでいること。おお、そんなタイミングだったのか。その前にもちょいちょい新本格は読んではいたのですが、パズル性の高さより“読み物”としての重厚さを重要視する私には、島田荘司の方が性に合ったんですね。
どの本が一番面白かったかなんて決められませんが、テンション高くおすすめするのは中沢新一(思想家)と三津田信三(怪談系ホラー+ミステリ。恐くて病み付き)。
新刊まだかなと楽しみなのは岡崎隼人(同い年なんだよ)と舞城王太郎(エンタテイメントは歓迎だけど、SSSのような熱っぽいのもまた読みたい)。
ミステリなんて読んだことないーって子を落とすなら泡坂妻夫の亜愛一郎シリーズか法月綸太郎の「雪密室」(綸太郎より法月警視の方が女の子には受けます。パパ可愛いよパパ)などキャラのはっきりしたもの。
グロが平気とか、サスペンスが好きな子になら我孫子武丸の「殺戮にいたる病」か殊能将之「ハサミ男」。
どこから手をつけていいか分からないって子には「推理作家になりたくて」あたりをそっと差し出したいですね。
今年は、ミステリは海外の黄金期の代表作をざっと浚えてしまいたいし、もうちょっとバランスを取って学術系もまた読むようにしようかなと。実家の本棚の隅に見つけた「はじめての構造主義」(橋爪大三郎)、貰って帰ってこようと思ってたのにすっかり忘れていた! 中沢新一の「カイエ・ソバージュ」を読んでからずっとレヴィ=ストロースが気になっていたんです。あと形而上学と老子も勉強したいって言いながらずっと手つかずのままだし。


